1F:眼科
眼科
こんな些細な症状で。。。と我慢なさらずに!眼に関するお悩み・症状をトータルサポートします
的確な治療を得意とする地域密着のクリニックとして、患者様の症状に合わせた対応を行うことはもちろん、不安なお気持ちなどを真摯に汲み取り、優しく丁寧で温かなサポートを心掛けております。城南区にお住まいの患者様だけでなく、周辺地域の方からも頼っていただけるよう、最新設備を惜しみなく用いた治療をご提案いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。「やまぎし眼科IPLスキンケアクリニックに行けば安心」と感じてもらえるような、親しみやすさと、お一人おひとりに最善な医療提供を徹底してまいります。
当院の特長
全ての方が安心して来院できる環境を整えております。
完全バリアフリー対応
当院は全館バリアフリー化しておりますので、安心してご来院いただけます。
キッズスペース
キッズスペースを完備しておりますので、お子様の方でも安心してご来院いただけます。
多目的トイレ完備
広い面積の多目的トイレをご用意しております。全ての方がご利用いただけます。
ご予約に関しましては、お時間の多少の前後があります。何卒ご了承くださいませ。
■角膜・結膜の病気 :感染症結膜炎、アレルギー性結膜炎、ドライアイ、角膜感染症、翼状片、結膜、結膜弛緩症など
■瞼の病気 :霰粒腫・麦粒腫(ものもらい)、睫毛乱生、睫毛内反など
■白内障
■緑内障
■強膜・ぶどうの膜炎
■眼底の病気:加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、黄斑円孔など
(散瞳検査は受付終了1時間前までにご来院ください)
■眼鏡処方 (受付終了30分前までにご来院ください)
□ソフトコンタクトレンズ処方(要予約)
※コンタクトレンズの装用中止が必要な眼病がお有りの場合は、コンタクト検査料ではなく、治療に必要な保険診療代を、いただく事になります。
◇近視抑制低濃度アトロピン点眼薬(0.01%・0.025%)治療(要予約)
◇最先端IPLドライアイ治療(ルミナス 最新機種 ステラーM22)(要予約)
など
近視抑制低濃度アトロピン点眼薬とは
お子様の近視の進行を抑える点眼治療
マイオピン(Myopine)とは、有効成分アトロピンを低濃度で配合した点眼薬です。
マイオピン(Myopine)には2つの製品があります。
①Myopine0.01%
②Myopine0.025%
マイオピン(Myopine)0.01%および0.025%は、アトロピン1%とは異なり、副作用がほとんどなく、近視の進行を効果的に抑えることが数多くの研究で証明されています。また、近視の進行を平均50~60%抑えることができると言われています。
子どもの頃に近視の進行を抑制することが大切な理由
子どもの近視は、主に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことで、ピント位置がズレることにより生じるケースが多くあります。近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと元に戻すことができません。そのため、眼軸長の伸びを抑えることが近視の進行を抑制するために重要です。
近視の進行を抑えるために、いくつかの試みが報告されています。マイオピン(Myopine)は、小児期の近視の進行を軽減させることを目的に、アトロピン(Atropine)を0.01%配合させた点眼薬です。シンガポール国立眼科センターの研究に基づいて開発されています。
また、マイオピン0.01%では近視抑制効果が得られなかったお子様のために、当院ではマイオピン0.025%をご用意しています。
低濃度アトロピンの点眼薬の特徴
・副作用がほぼ皆無の近視抑制薬です。
・近視の進行を平均50〜60%軽減させると言われています。
・日中のまぶしさに影響を及ぼさないため、サングラスもほぼ不要です。
・目の遠近調節機能(手元を見る作業)にほとんど影響を与えません。
・毎日就寝時前に1滴点眼するだけの、非常に簡単な治療法です。
・目薬(1本5ml)は両眼用で1ヶ月の使い切りです。
・点眼薬はGMP(医療品製造管理および品質管理基準)準拠の工場で製造されています。
<点眼薬の使用期限>
点眼薬は開栓したら必ず1ヶ月で廃棄してください。防腐剤が入っていますが、細菌は倍々で増えます。最初は少量の細菌でも後期では爆発的に多くなります。感染予防のために多少残っていても1ヶ月で破棄してください。
詳しくは当院受付、もしくは医師までお気軽にお問い合わせください。※予約が必要な場合もあります。
低濃度0.01%アトロピン点眼薬の治療効果
従来の副作用を克服した点眼薬
1%アトロピンは1960年頃から海外で近視治療用に使用されていましたが、いくつかの副作用がありました。
シンガポール国立眼科センターの研究によると、アトロピン0.01(マイオピン、英語名:Myopine)はアトロピン1%、0.5%、0.1%と比較して副作用が極めて低く抑えられており、一方で近視の進行を抑制する効果はほとんど変わりません。
また、香港中文大学のセンターの研究によると、低濃度のアトロピン(0.025%)は、1年間で進行する近視の進行を約50%軽減、副作用が出た場合でも非常に軽微であることも証明されています。
2020年11月、日本の7つの大学病院で行われた研究が「Japanese journal of Ophthalmology」に掲載されました。この研究の結論は、「基準に従って点眼すれば、低濃度アトロピン(0.01%)は小児科の近視の進行予防に有効かつ安全である」というものでした。
低濃度のアトロピンは、瞳孔の大きさをわずかに増大させるかもしれませんが、子どもたちが近視の進行を抑制するためにサングラスや別の眼鏡をかける必要はありません。また、ドライアイやアレルギーなどの副作用が出ることは極めて稀です。したがって、低濃度(0.01%、0.025%)のアトロピンは、高濃度(例:1%)のアトロピンよりも安全で目に優しく、快適で使い心地の良い目薬と言えます。
・アレルギー性結膜炎、皮膚炎の発生はごく稀。
・IOP(眼圧)に変化がない。
・白内障を発生させない。
・点眼終了後も遠近調整機能は失われず、瞳孔の拡張も一時的である。
・電気生理学により、網膜の状態が不変であることを確認済み。
そして当院ではさらに、新しい近視のマネジメントをご提供します。
レンズスター MYOPIA 近視管理ソフトウェア EyeSuite Myopia 搭載
近年、世界規模で近視の症例数は劇的に増加しています。近視の中には、治療せずにいると、青年期および成人後に強度近視へと進行し、白内障・緑内障・網膜剥離および近視性黄斑変性症(病的近視)のリスクが増大する場合があります。
そこで、正確な測定で近視の兆候を早期に検出し、経過管理を行っていく体制の導入や拡張がますます重要視されてきています。この“レンズスター Myoya”は、近視の患者様とその保護者様へ適切な説明とアドバイスを行うために、図表を用いた管理ソフトウェアを搭載しています。
<リーディング エキスパートが提唱する近視管理> 近年、眼軸長の測定は近視の進行を予測するための優れた方法であることが証明されています。レンズスターソフトウェア≪EyeSuite Myopia≫は、オランダのロッテルダムにあるエラスムス大学医療センターの近視専門医が監修した、最新の眼軸長の成長曲線データを使用しており、ユーザー定義可能な抑制率と環境要因に基づいた屈折異常予測を視覚化することもできます。
<定評のバイオメトリーレンズスター LS900>≪レンズスターMyopia≫は、光学式バイオメーターとして定評のあるレンズスター LS900と対応するEyeSuiteソフトウェア≪EyeSuite Myopia≫で構成されています。レンズスター LS900は、正確な眼軸長の測定に加えて、近視管理に不可欠な要素である角膜測定など多くの測定ができるので、近視の発症と進行を正確に予測するための幅広いデータを自由に活用できます。
レンズスター MYOPIA 近視管理ソフトウェア EyeSuite Myopia 搭載
<眼軸長を測定する利点>
・調節の影響なし
・調節麻酔不要
・屈折矯正手術またはオルソ-K治療後でも有効なパロメーター
・再現性が高い
このようなお子様におすすめです
低濃度アトロピン点眼薬(マイオピン)は近視の症状を有しているお子様(6歳から治癒可能)への処方が推薦されており、処方の際は最低2年間使用を継続することをおすすめします。
<対象となる方>
①軽度または中等度(-1~-6D)の近視の方
②6歳~12歳の学童の方
③3ヶ月ごとの定期的な受診が可能な方
<治療スケジュール>
①治療開始 : 6,000円 検査+マイオピン0.01% 1本
②1ヶ月検診: 9,000円 検査+マイオピン0.01% 2本
③2か月検診:12,000円 検査+マイオピン0.01% 3本
④3か月検診:12,000円 検査+マイオピン0.01% 3本
※治療を継続している間は 3ヶ月ごと に定期検診を受診してください。
※マイオピン0.025%は、1本につき+500円です。
(上記治療費は全て税別です)
<治療を受けるには?>検査のご予約をお願いいたします。
※マイオピンの診療は、保険適応外(自費診療)となるため、保険診療と同日にマイオピンの診療、目薬の処方はできません。ご足労ですが、別日のご来院となります。ご了承ください。
低濃度0.01%、0.025%アトロピン点眼薬について
<副作用>
アトロピンを0.01%、0.025%配合させたマイオピンもまぶしさを感じる場合がありますが、就寝前に点眼すれば朝には元に戻ります。起床後にまぶしさを感じる場合は、前日のマイオピンの点眼時間を早めていただくなど点眼時間の調整が必要になります。
<治療期間>
患者様のご年齢にもよりますが、2年以上の使用をお勧めしています。まずは2年間使用していただき、効果を見るというのが望ましいと考えています。
<効果の個人差>
患者様によっては残念ながら効果が出づらいと考えられる場合もあります。そのため、当院では3ヶ月おきの定期検診時に効果判定をしながら治療の継続をするかご相談させていただいております。また、最近の研究では2年以上点眼しなくても効果は維持できていますが、中断後に近視が再度進行したデータも出てきています。
<視力の回復に関して>
基本的には近視が進まないようにする治療であり、視力を回復する治療ではありません。近視の進行を防止し、視力が悪くならないようにするための治療だとご理解ください。
<12歳以上のお子様の治療>
現在までされている報告は6~12歳を対象にしたもので、12歳以上の臨床的なデータがありません。しかし、12歳を超えても近視は進行しますし、低濃度アトロピン点眼は近視の進行を抑える可能性があります。治療を希望される場合にはご相談ください。現在メガネやコンタクトを使用されている方は併用が可能です。ただ、点眼はコンタクトを外した状態で行ってください。
<オルソケラトロジーとの併用>
オルソケラトロジーとの併用は可能です。マイオピンを点眼してから5分以上時間を空けて、レンズを装着してください。
<注意点>
■起床時の瞳孔の確認
初めてマイオピンの点眼を開始する場合は、朝起きたお子様の瞳孔が開いていないか確認をしてください。もし瞳孔が開いていても通常の生活をして問題ありませんが、薬の作用が切れるまでは、まぶしさを感じたり、いつもより近くが見づらくなる可能性があります。その場合は、就寝前ではなく夕食時など夜の点眼時刻を早めて調節をする必要があります。
■点眼薬の使いまわしについて
マイオピン点眼薬に限ったことではありませんが、点眼の使いまわしは絶対にしてはいけません。たとえ兄弟であっても、使いまわしによって感染症が発生することがあります。
ドライアイIPL治療とは
新しいドライアイ治療法
IPL治療
ルミナス最新モデル ステラーM22
Stellar M22 by Lumenis Stellar M22 IPLMODEL |
一般名称:キセノン光線治療器 販売名:Stellar M22 IPLモデル 承認番号:30300BZX00035000 |
IPLドライアイ治療は、継続が必要な点眼治療とは異なり、世界で初めてのドライアイを根本から治す治療法です。 当院では厚生労働省の承認を受けたルミナス社の、最新機種ステラーM22を使用しています。 |
<ドライアイとは>
ドライアイとは、涙の分泌量の低下や涙の安定性の低下を原因として、目が乾燥したり、慢性的に疲れたりといった症状をきたす病気です。日常生活への支障も大きいものの、「仕方ない」と諦めている方、点眼薬等による治療で症状を軽くするのに苦労している方が少なくありません。
涙には、水分(水層)と、蒸発を防ぐ油分(油層)があり、ドライアイにはいくつかタイプがありますが、ドライアイの86%が油層が足りないことが原因であることがわかっています。この油分を分泌するのがまぶたにある「マイボーム腺」です。このマイボーム腺が炎症や汚れのために詰まってうまく働かなくなるとドライアイを引き起こします。
ドライアイの治療は、点眼や温罨法(目を温める)が主体になりますが、角膜の障害が強い人では、目の中に軟膏を塗布したり、涙点をふさぐ「涙点プラグ」を挿入する治療が行われてきました。しかし、ドライアイが“治る”ことはほとんどなく、多くの方は点眼などの治療をいつまでも続けていかなければならないのがこれまでの治療法でした。
新しい根治療法「IPL 治療」
※根治…病気を根本から治すこと
IPL(Intense Pulsed Light)治療は、継続が必要な点眼治療とは異なり、世界で唯一の根治的な治療を行うことができます。その名の通り、特殊な光をあてることでマイボーム腺の詰まりを解消し、炎症を改善、涙の油層を正常化しドライアイを改善することができます。IPL治療のドライアイに対する良好な効果について、国内外の学会や論文で続々と報告されています。
IPL治療の作用機序
■異常血管の凝固による血管病変改善
■マイボーム腺のうっ滞改善
■抗炎症作用
■細菌叢やデモックス(顔ダニ)減少による感染抑制
■コラーゲン再構築
ご希望の方には、美肌モードのIPLレーザーを別途受けていただくことも可能です。
ドライアイIPL治療を受けられた多くの患者様からドライアイの改善とともに目元の皮膚のリフトアップやトーンアップを実感していただいております。当院に導入しているレーザーは、多数の種類の波長があり、患者さまのお肌の状態を確認し、最適な波長で美肌治療を行うことが可能です。ドライアイだけでなく、お肌の状態も良くなりますので大変喜んでいただけます。
ドライアイの診断、評価 idra
ドライアイでは、涙の量が減り(涙液メニスカスの減少)、十分な油分が分泌されず涙液の油層の厚みが薄くなります。当院ではドライアイの状態を診断・評価するためにidraを用いると、涙の量(メニスカス)を測定することや、油層の厚みも数値として評価することができます。治療の前後でどれくらいドライアイが改善しているのか客観的にデーターとして見ていただくことができます。また、BUT(涙液が眼表面にのっている時間)の測定も行うことができ、治療の評価として非常に有用です。
涙液メニスカス
涙液メニスカスの深さを最大5ヶ所まで測定することが可能です。
マイボグラフィー
マイボーム腺の形態を赤外線にて撮影し、脱落エリアを自動測定するとともに、マイボーム腺機能不全(Meibomian Gland Dysfunction,MGO)を4段階マイボスコアにて評価することも可能です。
インターフェロメトリ
光干渉を利用して油膜の動態を撮影し、ソフトウェアに登録されているスケールと比較することでその厚みを評価することが可能です。
オート・非侵襲ブレークアップタイム
角膜に映し出されるリングの歪みを検知することで、染色なしの非侵襲にてBUTを自動計測することが可能です。ブレイキングマップでエリアごとの時間も記録します。
瞬きの質の評価